非実在青少年規制 女性保護の美名のもとに
2010-04-16


東京都が条例でこっそり制定しようとし、多方面からの反対で継続審議になっている、”非実在青少年規制”。
憲法に保障された表現の自由に関していろいろ問題があるのだけど、今度は、国が、「第3次男女共同参画基本計画(中間整理)」のなかで”女性保護の美名のもとに” いろいろと画策しているようです。

もちろん女性保護は重要ですし、同じように児童保護も大事です。
しかしながら、今決めようとしている内容は、国民から表現の自由を奪う可能性のある、規制の範囲、内容が運用側の思惑でどうとでも運用できる、あいまいなままでの法制化のように見受けられます。
このようなあいまいのままでの法制化は恣意的な運用が可能で、戦前の治安維持法の運用形態を思わせるような危険な事が起こる可能性があります。

他人のことではなく、自分たちにも影響があるということを理解したうえで、皆で真剣に考える事が必要です。
以下は、とあるホームページよりの引用です。
内容には手を加えていませんので、機種依存文字等も含まれます。

真剣に皆で考えてみましょう。
”この道はいつか来た道”にならないように。


以下引用


「第3次男女共同参画基本計画(中間整理)」にて、児童ポルノ禁止法などによるマンガやアニメ、ゲームなどへの規制の提案が盛り込まれているのが判明しました。

(※この記事は自由に転載してください)

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「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」について
[URL]

第8分野 女性に対するあらゆる暴力の根絶
[URL]
P38
B 児童ポルノの根絶に向けて、国民運動の実施、インターネット上の流通防止対策の推進や閲覧防止対策の検討等総合的な対策を検討・推進するとともに、児童ポルノ法の見直しや写真・映像と同程度に写実的な漫画・コンピュータグラフィックスによるものの規制の在り方について検討する。

P40
8 メディアにおける性・暴力表現への対応
(1) 施策の基本的方向
女性をもっぱら性的ないしは暴力行為の対象として捉えたメディアにおける表現は、女性に対する人権侵害であり、男女共同参画社会の形成を大きく阻害するものである。

(2) 具体的な取組
C メディア産業の性・暴力表現の規制に係る自主的取組の促進、DVDやビデオ、パソコンゲーム等バーチャルな分野における性・暴力表現の規制を含めた対策の在り方を検討する。


第12分野「メディアにおける男女共同参画の推進」
[URL]
P52
U 今後の目標
また、女性や子どもをもっぱら性的ないしは暴力行為の対象としたメディアの表現は、それ自体が「人権侵害」であるという観点から啓発を行うとともに、メディア側の自主規制等の対策を働きかける。

P53
D メディア業界の性・暴力表現の規制に係る自主的取組の促進やDVDやビデオ、パソコンゲーム等バーチャルな分野における性・暴力表現の規制を含めた対策の在り方を検討する。

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なおこれらを策定したのは都条例と同じ後藤啓二弁護士らです。
[URL]


今回の第3次男女共同参画基本計画の特徴は、「できる限り具体的な数値目標やスケジュールを明確に設定した上で、その達成状況について定期的にフォローアップを行う」(第1部 基本的考え方 P2 [URL])とあり、実効性に重きを置いている点です。


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